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クリスマスに読んでほしい、この一冊 [オススメ]

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時間の関係上、前置き無しでいきなり紹介しますが、
いつもこのブログを見に来て下さる愛すべき皆様に
ぜひとも明日のクリスマスに読んでいただきたい
「コンビニたそがれ堂・祝福の庭」

たそがれ堂シリーズ通算6冊目の今回は収録されてる
3篇すべてクリスマスがテーマになってるんですが、
やはりというか、なんというか、クリスマスなのに
恋愛要素ゼロ!
大事なことなんで、もう一回言いますよ
クリスマスがテーマなのに恋愛要素ゼロ!

さすがは「たそがれ堂」!
いいですね~期待を裏切りませんね~

大切なものを探し続けてる人だけが辿りつける
この「コンビニたそがれ堂」
今回は特に、何の得にならなくても誰かの幸せを願い
ながら日々を生きる無償の愛に奇跡が訪れる・・・
そんな奇跡の3篇になってます。

間違っても、クリスマスが何の日かも知らずに
うわべの幸せに浮かれてるバカップルは (おい!)
たそがれ堂には縁がないでしょう。
もちろんこんな性根の腐った私も、一生出会う事は
ないでしょうけど(笑)

それでも、たとえ自分が辛い時でも、いつも誰かの
幸せを願っていたい、そんな皆さんにぜひ読んで
いただきたい一冊です。






ガラスの四十代 [オススメ]

前日、長女を神戸の実家に預けに行く道すがら、
いつも気になってた「妖精の森ガラス美術館」を
ちょっと覗いてみようかということで、駐車場に
車を停め、娘と2人で近づいてみると開館時間は 
午前9時30分から。で、この時まだ9時前・・・
見た感じもう開いてるっぽかったので、ダメもとで
ドアをガチャガチャやってみたけど、やっぱりまだ
閉まっていました。
特に目的があってきたわけでもないので30分以上も
待ってるわけにもいかず、さらに入場出来ても
ゆっくり見学してる暇もないので、また時間の
余裕のある時にゆっくり来ようという事で娘と車に
戻ろうとすると、女性の職員さんがドアを開けて
「入ってもらっていいですよー」と声をかけて
下さった。ええ人や~。

受付から先の展示室は入場料が必要だが、入り口の
ロビー兼アートショップまでは無料で、展示されて
いる作品を見たり買ったりすることが出来ます。
何の予備知識もなく、しかも開館時間前に入れて
頂いたイロドリ親子に対しても、館長さんは嫌な
顔をせず、展示されてるガラスについて説明して
下さいました。

この美術館の工房で命を吹き込まれるガラス細工は
ウランを含んだ「ウランガラス」で作られていて、
紫外線が当たると綺麗な緑色に発色するのだそう
です。
せっかく中に入れて頂いて、説明までして下さった
のでカネを払ってでも展示室も見たかったけど、
ホントに時間がなかったので、記念にガラス細工の
猫ちゃんを購入して美術館を後にしました。

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思いっきり太陽の光を浴びております

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イロドリ自身が「ガラスのハート」の、脆い・・・
じゃなくて繊細な中年オヤジなので、ついつい
壊れそうなものばかり集めてしまいますが(笑)
数万円の立派な作品から千円ちょっとの可愛い
動物、ストラップのような小物まであるので
ガラス細工が好きな方にはたまらないと思います。
                                            2016-08-12_09.14.03.jpg

入場料+別料金+予約で、こちらの工房でいろんな
職人体験も出来るようなので、関心のある方は 
ホームページを是非チェックして下さいませ。 

                              
実はこの近くには「貧者のディズニーランド再び」の
番外編で紹介した、福山雅治アニキが、新しく発見
された星の名づけ親として自らの写真の師である
植田正治さんの名を星に命名したというエピソードの
舞台になった「さじアストロパーク」もあるんです。
で、このアストロパークという天文台は鳥取県内
なので、すぐ近くのガラス美術館も鳥取県なのかな
と思ってたらこっちは岡山県になるんですね~

なので「星好きで更にガラス好きの人」にとっては
1日で2度楽しめること間違いなし!ぜひお越し下さい
ませ!・・・って、そんな人はこんな記事見なくても
とっくにご存知でしょうけどね(笑)

ネタばれ注意「さすらい猫ノアの伝説」 [オススメ]

「勇気っていうのは、なにかを取り戻すことなんだ。
 間違ってることには従わず、困ってる人を助けて
 あげること・・・考えてみればあたりまえじゃないか。
 でも、実際にはなかなかできないだろ?
 できないことが、自分でも悔しいだろ?
 大切なものをいつの間にか、なくしてるからなんだ。
 それを取り戻して、自分が『こうなりたい』と思う
 自分になろうとする気持ちが、勇気の第一歩なんだよ」

            第8章 勇気りんりん より



え~毎日暑い日が続いておりますが、今回は・・・
夏休み真っ只中ということもあり宿題の読書感想文の
ノリで児童向け小説「さすらい猫 ノアの伝説」を
ご紹介したいと思います。

例によって大した内容は書いてないのに、ラストの
オチだけは堂々とバラしてるという、まるで浜村淳の
映画解説のような悪質な記事となってますので、
結末を知りたくない方はどうぞ、ここでシャットダウン
お願いしまーす(笑)


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<おめでとうございます!あなたのクラスは
 ノアに選ばれました!>

隣の市の小学校の子の、そんな挨拶で始まる手紙の入った
風呂敷を首に巻いた黒猫が、授業中のとある小学校の
5年1組の健太の席に、窓から飛び込んでくるところから
物語は始まります。

その手紙に書かれている内容によると、この黒猫ノアは
”クラスの皆が忘れてしまってる大切なこと”を
思い出させるために、いろんな学校を渡り歩いている
らしく、その大切なことに皆が気付いた時、ノアは
また次の学校へと旅立ってゆくのだそうです。


健太のもとにノアがやって来た時、5年生になってまだ
2カ月しか経っていないということもあって、一体何が
忘れてしまってる大切なことなのか、ピンとこなかった
のですが、怪我で入院中の担任のピンチヒッターで
やって来た、新米のユッコ先生のあまりのダメダメな
ドジッ娘ぶりが、この5年1組の雰囲気を悪化させ(笑)
健太と、親友の亮平、そして健太が淡い恋心を
芽生えさせることになるリリー(本名は凛々) の3人が
中心になってユッコ先生に自信を持ってもらおうと
奔走する中で、自分たちにとって必要で大切なものに
気付いてゆく・・・そんな王道のストーリーです。


もともと子供向けの物語なので、読んでて童心に戻れる
というか、懐かしい気持ちで心が洗われるような気が
しました。
ユッコ先生をクビにしようとしてた女子のリーダーの
子が、最後は、担任が戻ってくることで学校を離れる
ユッコ先生のお別れ会を提案したり、自分の上手さを
ハナにかけて亮平を見下してイジメてるようにしか
見えなかったサッカークラブの男子が、ストイックな
努力家であり、口は悪いけど亮平のこともちゃんと
心配してて、ラストの試合のシーンで、やっと
レギュラーを勝ち取って試合に出ることが出来た亮平に、
何度も何度もパスを出し続け、最後の最後のゴールを
アシストしてやる場面など、ヤな奴をそのままで
終わらせない配慮も読んでて嬉しかったですね。
この辺の物語の回収具合はうまいなあと思いました。

それぞれが誰かを思いやり、一歩踏み出す勇気を
取り戻し、健太たちの5年1組のクラスが1つになって
皆が少し大人に近づいた時、ノアとの別れが待って
います。

決して懐くわけでもなく、いかにも気まぐれな猫
そのもので、それでも健太たちが行き詰った時には
神出鬼没に現れて重要なヒントを与えてくれて、
忘れられない思い出を作ってくれた、さすらい猫。
亮平が泣き泣き書いた”次のどこかのクラス”への
紹介状を風呂敷に包み、首に巻いたノアを、健太、
亮平、リリー、ユッコ先生が涙を堪えながら見送る
場面が、まるで自分も一緒にこのクラスに居たかの
ような気持になりました。
作者の重松清さんの他の作品は読んだことがないの
ですが、これはホントにいい作品でした。
そしてやはり「黒猫」というのはミステリアスな
設定が良く似合いますね。

なんか無駄に長くなってしまいましたが、最後に
もうちょっとだけ・・・
この物語、エピローグが2つあるんですけど、
都会から引っ越してきた6年生の女の子の所にノアが
現れて、次はこの子の新しいクラスが舞台になるのを
暗示させて終わるという2つめのエピローグは、何と、
そのまま続編のプロローグになってるという(笑)
図書館に置いてなかったのでまだ見てませんが、
機会があれば続編も読んでみたいです。

で、1つめのエピローグはノアが去った後の後日談。
一度は諦めかけていたサッカークラブのレギュラーの
座を努力で勝ち取った亮平が、試合の最後の最後に
ゴールを決めた瞬間、リリーやユッコ先生と一緒に
応援していた健太が、今はもういない、そして二度と
会うこともないであろうノアが、今もきっとどこかで
自分たちを見守ってくれてることを実感するという
泣かせるラストでした。

子供の頃に戻ることは出来ないけど、純粋な気持ちを
思い出したい時に読んでほしい、オススメの1冊です。

例によって感想が書きたいのか粗筋が書きたいのか
さっぱりわからないグダグダな紹介になってしまい
サーセン。

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我が家の「元・さすらい猫」ニャアコ

まさか40過ぎた心身共に穢れきったオッサンのもとに
ノアがやって来るとは・・・
まさに「事実は小説より奇なり」(笑)


え!? あの人がこんな曲をカバー? [オススメ]

かなり前の話で恐縮ですが、原田知世さんがビートルズの
「夢の人」をカバーで歌ってるPVを見ました。 

プレスリーやらノラ・ジョーンズなどの曲を歌った
全10曲のカバーアルバム「恋愛小説」の中の1つなの
ですが「夢の人」は私も大好きな曲なので、あんなノリを
どうやって原田の知ちゃんが歌うのだろうかと興味津々で
PVを見たら、すごいスローなナンバーになってた(笑)

あの印象的な
テーーテーーテテテテテテテテ・・・♪ (なんやねんこれ)
というイントロも、アップテンポな曲調も、大胆に
アレンジされてるんですけど、歌ってる知ちゃんの
映像のステキさと相まって、なんかいい感じでした。

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日本人アーティストによるビートルズのカバーと
いえば、RCサクセションの「HELP!」 
(歌い出しが ”HELP!あ、兄さん婆さん♪” ) とか
ロウソク炎を揺らさずに歌う民謡歌手・金沢明子さんの
「イエロー・サブマリン音頭」のインパクトが大きい
ですが、これからも色んな方の色んなカバーを
聴いてみたいものです。

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ブレンディのコマーシャルでもそのまま通用しますw
しかし原田知世さんは年とらないですね~
私が中学校の頃からずっと「時をかける少女」です
(意味不明)

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ネタばれ注意「コンビニたそがれ堂」 [オススメ]

ただ、一つ、言えることがある。
見えなくなっても、会えなくなっても、きっと、
「どこか」には、みんな、ちゃんといるっていうことさ。
消えてしまうわけじゃない。誰の魂も、どんな想いもね。

          コンビニたそがれ堂「あんず」より



実は今回、避妊手術後の抜糸の日にチーが脱走した時の
話を書こうと思ってたんですけど、今日、家から歩いて
5分もかからない場所に、ローソンが新しくオープン
しまして、その記念に以前ちょっとだけ紹介しかけてた
村山早紀さんの小説「コンビニたそがれ堂」をあらためて
紹介したいと思います。(ほとんどこじつけ・・・w)

風早(かぜはや)の街の駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が
並んでいるあたりに、夕暮れになると現れる不思議な
コンビニたそがれ堂。
大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられる
という。

このコンビニの店員さんは、長身・銀髪、そして
金色の瞳を持ち、爽やかで愛想が良くて飄々としながらも
時折ふと妖しい雰囲気を醸し出すイケメン。
果たしてその正体は、なんと・・・神様!

といっても風格や威厳ある神様とはちょっと違う、
いかにも日本特有の「八百万(やおよろず)の神」
って感じで、その昔、風早の地でその美しい姿ゆえに
村人たちに勝手に神様として崇められ、そんな村人
たちを幸せにしたい、と願って京都の伏見で修行を
積み、晴れて「風早三郎」という名の神様となった
「狐」なのです。

この物語、現在5巻まで続いており、1話完結の
ストーリーがそれぞれ4~5話くらい収録されてて
どこから読んでも楽しめます。
主人公はこのイケメン神様・・・と言いたいとこ
なんですが、実際は各話に登場する風早の街の住人が
さまざまな「大事なものを見つける」話の狂言回し
(?) 的な役割になってます。
手塚先生の「ブラックジャック」とか、楳図先生の
「おろち」みたいなもんでしょうか。

内容的には、やはり、風早の住人たちが
「大切な人・もの、を失ってから立ち直るまで」
みたいな話が多いような気がしました。
かといって、最近よく見かける若手俳優や女優の
ドラマや映画にありがちな、恋人の死を乗り越えて
新しい相手と再出発しま~す、みたいな薄っぺらい
カスみたいな物語ではなくて、大切な人がこの世から
いなくなっても、きっと思いや心は一緒にいてくれる
と信じてその喪失感を乗り越えて成長してゆこうと
する姿が描かれてます。

この記事の冒頭の、風早三郎のセリフはまさに
「見えんけど、おる」
水木しげるワールドに共通するものがあって、また
既に5~6年続いてる人気作にも関わらず、今まで全く
その存在を知らず、奇しくも水木先生が、あっちの世界へ
行ってしまわれてからすぐに出会った物語ということも
あって、私にとっても大切なシリーズになりそうです。

ホントはもっと詳しく書きたいんですが、今後この
ブログで登場する機会もちょくちょくあるので、今回は
この辺で。







またまたネタばれ注意 !!「舞台版・旅猫リポート」リポート! [オススメ]

ーーー僕のリポートはもうすぐ終わる。
それは決して悲しいことじゃない。
僕らは旅の思い出を数えながら、
次の旅へと向かうんだ。
先に行ったひとを思いながら。
後から来る人を思いながら。
そうして僕らはいつかまた、
愛しいすべてのひとびとと
地平線の向こうで出会うだろう。
            「Last-Report」より

昨年、小説版の「旅猫リポート」の感想を書き
ましたが、今回はDVDで見た舞台版の感想を
書いてみたいと思います。

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ファンの方はご存知の通り、この「旅猫リポート」
という作品は、もともと舞台化を前提に執筆された
物語なのだそうですが、小説を読んでしばらくして
からそのことを知り、どうしても見たくなって
ヤフオクでDVDを入手いたしました。

さて、ここから先は
「たいしたこと書いてないのにネタばれ画像ばれしてる」
という悪質な内容の記事になりますので(笑)、興味は
あるけどまだ舞台版を見てなくて、自分の目で見るまで
画像は見たくねえ!という方は、どうぞ遠慮なくここで
Uターンお願いいたしま~す~(^^♪。



さあ、

よろしいでしょうか?

では、いきますよ?


でも、フツーに考えて気になりますよね、いくら
「舞台化を前提」とはいえ、人間と猫が旅をする
話ですよ?アニメとかならともかく、猫側の主人公
「ナナ」は誰がどうやって演じるんだ?

「ミュージカルCATS」みたいな姿なのか・・・?

それとも完全な着ぐるみ状態で出てくるのか?

あるいはヌイグルミを使う・・・?

いや、まさか本物の猫が演技するとか・・・?

・・・で、
この素朴な疑問と関心に対する衝撃の答えがこれだ!

ド---------------------------------------------ン!

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思いっきりフツーの人間やんけ!(笑)
ちなみに向かって右側が「猫」の「ナナ」
人間よりデカい(笑)

まあ、この作品に限らず「舞台」というものに
縁がなかった私のようなシロートからすれば
斬新すぎる光景なのかもしれませんが、もともと
先に小説を読んでいたので、意外とすぐに
すんなりと馴染めました。

内容は、途中でフェリーに乗るくだり以外は、ほぼ
小説と同じで、冒頭のナナの独白から物語は始まるの
ですが、一番最初に影絵で猫が人間に姿を変えるん
ですよ、で、ここから長身でイケメンのナナ(笑)の
登場になるんですけど、最初にこれがあったから
抵抗なく溶け込めたのかもしれません。

ただ、唯一の違和感は小説を読んでイメージしてた
それぞれの人物像と、舞台上で演じている役者さんの
キャラのギャップが・・・(笑)
まあでも本は本、お芝居はお芝居、完全な別物と
割り切って見れれば、時間を忘れるくらいに集中して
楽しめます。ちなみに、ナナ以外の登場猫も
役者さんが人間の姿のまま演じているのですが
人間側の出番がない時に猫の役で出たりして、
それぞれの役の掛け持ちが大変そうでした。

お話がほぼ小説と同じなので今回は内容の感想は
控えますが、なんていうかねえ・・・アレですよ、
やっぱり物語って「恋愛」より「友情」ですね。
非リア充サイドの私はつくづく実感しましたよ。

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小説版と同じく、舞台版もこの記事の冒頭のセリフで
物語は幕を閉じるのですけど、2人 (1人と1匹) が
このセリフのあと振り向いて歩いてゆくラストが
これまた影絵になるんですが、この時、ナナが
歩きながら猫の姿に戻り、トオルにじゃれつくん
ですよ。
物語中、ずっとツンデレだったナナのラストのこの
姿がもう可愛くて愛しくて不覚にも涙腺が・・・

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ちょっと前まで、この演出に感動しつつも
別に猫が人間に変身したっていう設定じゃないねんから
影絵で猫にする必要ないんちゃうんか?
と、思ったりしてたんですが、見に来たお客さんを
現実から「舞台」という夢の世界へ連れて行くには
やっぱり必要だったんだなと今になって勝手に解釈
しております。
「オズの魔法使」や「転校生」の最初と最後だけ
白黒みたいなもんか?違うか。

この、オープニングとエンディングの影絵、ホントに
上手く出来ていて、何回見ても猫から人間、人間から
猫へ変わってゆく過程がどうやって映してるのか
全く見破れなくて不思議です。

と、まあ長々と書いてしまいましたが、この
「旅猫リポート」という作品、私が一番、心に
響いたのは、たとえ血は繫がってなくても親子は
親子であり、男と男、人間と猫であっても互いの
存在を尊重し、必要とし、思いやって与え続ける
無償の愛の姿でした。

そして、たとえ肉体は滅んでも、本当に相手を
愛する心があれば、いつでもどこでも会えるんだ
・・・という希望をあらためて教えられた気が
するのです。

仮にナナが猫でなくても、この物語は成り立つん
でしょうけど、やっぱり猫というのはつくづく
千両役者よのうと脱帽モノの「♂猫」ナナの
ツンデレぶりでした(笑)

好きか嫌いかは別にして、ぜひ一度読んでみて
いただきたい作品です。










こういうのは、いかがでしょうか? [オススメ]

大事な探しものがある人だけが辿りつける
不思議なコンビニ、たそがれ堂。

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・・・などと、本の紹介をしてる場合ではないのですが、
12月に入ってから我が「ブラック清掃会社」の仕事が
アホほど忙しくなり、それと同時に精神を蝕まれるような
嫌な出来事が次から次へと、これでもかこれでもか、と
押し寄せて、立ち直れないくらい傷ついた心を癒して
くれたのがこの「コンビニたそがれ堂」シリーズなので
ありました。


この作品
と、書きかけたところで何とまさかの長女にPC使うから
交代してくれと言われてしまい今日はここまで!

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実はネ、私も最近知ったばかりであんまり詳しくない
うえに、まともに読んだのが1~5巻までのうちの
5巻に相当するこの ↑「神無月のころ」だけという (笑)

で、この表紙の女の子は実は化け猫なんですよ。
一見すると、巷に氾濫してる同じような物語に
思われるかも知れませんが、読むとなんだか
生きてることの有り難さを実感出来る、そんな
作品です(説得力まるでなし!)

なんの紹介にもなりませんでしたが、また
あらためてちゃんとした感想書きます。

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ちなみにこの写真は一切関係ありません

ネタばれ注意!!「旅猫リポート」リポート! [オススメ]

僕はいついつまでも永遠にサトルの猫だ。
だからノリコの猫にはなってやれないのだ。
         「Last-Report」より


予告までしておきながら、まさかのPCの不調で
前回ブッチぎってしまった、有川浩さんの
「旅猫リポート」の感想を書いてみたいと思います。

ネタばれ全開なので、これからこの作品を読もうと
してる方や、内容を知りたくない方は、ここから先は
遠慮なくスルーしちゃって下さいませ ♪

この「旅猫リポート」、初版は2012年に発行されて
いるのですが、私が初めて読んだのは2年くらい前、
書籍として発売されてから1年経ってからでした。
我が家にニャアコが居なければ、今もまだ手にして
いなかったかも。


やむにやまれぬ事情のため、5年間一緒に過ごした
愛猫「ナナ(♂)」を迎え入れてくれる場所を
探すべく、友人を頼りながら旅を続ける「トオル」
と ナナ。

小学校時代の友人「コースケ」
中学校時代の友人「ヨシミネ」
高校から大学にかけての友人であり、
今は夫婦になっている「スギとチカコ」
それぞれナナを気に入ってくれてたにも関わらず
結局は「お見合い」は全て破談になってしまい、
最終的に北海道の叔母「ノリコ」に引き取って
もらうことになるのだが、それは「ナナ」と病に体を
蝕まれていた「トオル」のこの世での別れを意味
していた・・・

と、まあチョー簡単にあらすじ書くとこんな感じ
なんでしょうけど、登場人物が最小限に絞られてる
のと、有川さんの文章の親しみやすさもあって、
一気に読めて、さらに何度も読み返したくなる
作品でした。

なんというか、この人間側の主人公 (?) トオルが
非の打ちどころのないような好青年で、ともすれば
「こんな奴いねーよ」と白けてしまいかねない
ところですが、まったく嫌味に感じないのは、その
不幸な設定と、そして自身の不幸を不幸と思わない
前向きな心の持ち主だからでしょうかね。
旅の先々で、サトルと友人たちの会話にいちいち
独白でツンデレのツッコミを入れるナナ(♂猫)で
なくても惚れてしまうイイ男ぶりでしたね。
恋愛モノの物語はカネ貰っても見たくない私に
とって、人間と猫という種族を越えた、男同士の
旅という内容もよかったです。


生まれて間もなく親に捨てられ、実の親以上の
愛情で育ててくれた両親 (ノリコの姉夫婦 ) は
サトルが小学校の修学旅行中に事故死、そして
本人は若くして病気で亡くなってしまうという
信じられない境遇でありながら、運命を恨むこと
なく最後までナナと、血のつながらない叔母の
ノリコを気遣うサトル・・・

よく考えてみると、サトル、サトルの両親
(育ての親のほう)、親代わりに育ててくれた
叔母のノリコ、そして5年間の暮らしと最後の旅を
共にしたナナ・・・
全員「実の子供」を残すことはなかったんですよねえ
それでも皆、本当の家族以上の絆で結ばれていた。

これは物語に直接関係ないかもしれないし、作者が
言いたかったことではないかもしれないけど、
たとえ血縁関係がなかったとしても、縁あって
出会えた命に責任を持ち、無償の愛を注ぎ続ける
のが本当の親子であり、本当の家族なんじゃないかな
と思ったりします。


皆さんの感想はいかがでしたか?
この「旅猫リポート」、普通の物語として読んでも
ステキな作品ですが、猫好き、特に猫と暮らしてる
人にとっては堪らない一冊になったんではないで
しょうか。

ちなみに私の一番好きな場面は、この記事の冒頭に
引用した、最終章のナナのセリフです。
言葉の通じないトオルとナナがお互いを思いやり
この世での別れがあったとしても、いつでも
会えるという確信。
それは男と女、人間と動物、そういう関係を全部
超越して、全力で「愛」を投入したものだけが
実感できる世界なんだろうなあと羨ましかったです。

で、感想を一言でまとめると、ウチのニャアコも
こんな風に思ってくれてたらいいな、という願望に
満ち溢れた物語です。
おそらくこれからも、何度も何度も読み返すで
あろう大切な一冊になりました。

余談ですがこの作品、なぜか文庫版では全く
見かけないんですよね~
なんか事情があって出版されてないんでしょうか?












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