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ダレトクヒメジツアー2016 ブログトップ

Stay With Me ~エピローグ~ [ダレトクヒメジツアー2016]

こうして、イロドリにとって、そして今や変身ニャアコ
や ビジンダーにとっても「大切な場所」を後にし、
家路を辿る2人。

山崎、いちのみや、みなみ波賀、はが、音水湖・・・
当たり前だが来た時とは逆の順にそれぞれに別れを
告げながら車は走る。

「あらま、帰りに謎の流しそうめん処で写真撮るつもり
 だったけど、工事の人達まだ仕事してるよ。やっぱり
 リニューアルするのかな。写真はまた次回だな」

「いつも勝手に撮ってて何を図々しい事言ってんのよ」

峠を越え湖を過ぎ、道の駅「若桜」に到着

「お、さすがに今日はまだ時間が早いから道の駅も
 開いてるな。ちょっとシッコしてくるわ」

「ちゃんと手を洗いなさいよ」

「わかっとるっちゅうに」

道の駅ではスピッツの曲「みなと」が流れていたが
何とトイレの中まで聞こえるようになっていた。
スピッツにしか奏でることが出来ない、唯一無二の
メロディと、同じくボーカルの草野さんの声が
郷愁を誘い、楽しかった旅の終わりの締めくくりを
感じさせる。

「ふう、お待たせお待たせ。
 それにしてもまだ全然明るいなあ」

「本屋さんに行けなかった分、時間が浮いちゃった
 ものね」

「ん~何気に去年の帰りに撮ったベストショットを
 今回も狙ってたんだけどな」

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これが去年の帰りに、ここ「若桜」で撮った自信作 ↑


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で、これが今回の帰り道。まだ明るい。


そして当たり前だが往路で最初の道の駅だった
「はっとう」は帰りは一番最後に。

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「あらためて帰りに写真撮る必要あるのかどうか
 わからんが一応記念に撮っとこう」

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「でも、いろいろあったけど今回の旅も
 悪くなかったわね」

「そう言ってもらえると誘ったかいがあったぜ」


眠くならない程度に圓生・円窓師弟の落語を聞きつつ
運転し(笑)鳥取に戻って日本海沿いの国道を走る
頃に、ようやく美しい夕焼けが

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「あら、どうしたの?何だかいつもと帰り道が違う
 気がするんだけど」

「ああ、いつもここから上の道(高速)乗るん
 だけど、今日はちょっとこのまま海沿いの道を
 通りたい気分なんだわ。夕日も綺麗だし」

日本海に沈む夕日を眺めながら帰路についていた
車がおもむろに道路の端に停車する。

「え?何?またオシッコ?」

「どんだけ頻尿やねん。せっかくだからちょっと
 降りて海でも眺めようぜ」

「そんな寄り道して大丈夫なの」

「寄り道と回り道だらけの迷い道クネクネな人生
 だからちょっとくらいここで寄り道しても
 構わねえよ」

「言ってる意味がよくわからないんだけど・・・」


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10年ほど前に高速が開通してから驚異的に交通が
便利になり、今やこの海沿いの「下の道」を
わざわざ通る車は、ほとんどいない。
しばらく2人で眺めていた夕日が今まさに沈みきろう
かというその時。

「ねえ、イロドリちゃん、あなた今なに考えてるか
 当ててあげましょうか」

「なんだよ藪からスティックに・・・」

「イチローが今日もヒット打ったか気になって
 仕方ないんでしょ」

「そうそう、日米最多安打はどうでもいいから
 3000本は早めに決めて・・・ってなんで
 日本海の夕日見ながらイチローのヒットの心配
 するんだよ」

「冗談よ。
 安心しなさいな。私はいついつまでも永遠に
 イロドリちゃんのアモーレでいてあげるわよ。
 たとえこの先、いつか虹の橋を渡る日が来てもね」

「長友選手と有川浩先生のファンから苦情が
 きそうな清々しいまでのパクリだな。
 でもな、先月ニャアコが風邪ひいて苦しそうに
 してるの見てからずっと気になってたんだよ。
 俺も色々あって、おちんこでた・・・じゃなくて
 おちこんでたからなあ」

「あんたその、おちんこネタほんとに好きよねえ、
 全然落ち込んでないじゃないの」
 
「安心したんだよ。やっぱり今回の旅も
 忘れられない思い出になったな」

「私もそう思うわ」

「ニャアコ・・・」

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やがて夜の帳が静かに降りて、月の光と街灯の
あかりが優しく闇に灯る・・・

そして2人を包むのはいつもの フィル・コリンズ
「One More Night」・・・ではなく(笑)今回は
ボビー・コールドウェルの「Stay With Me」

こうして束の間の現実逃避である
ダレトクヒメジツアー2016も無事に幕を閉じたので
ありました。


お・し・まい ♪


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最後まで一緒に旅して下さった皆様、ホントに
ありがとうございました~


おまけ

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変わりゆくもの、変わらないもの [ダレトクヒメジツアー2016]

「さあ、やっと我が心の故郷、姫路に到着だぜ」

「ひょっとして今回も猫カフェにいくつもり?」

「お、ニャアコちゃん妬いてんのか?可愛いねえ」

「・・・40数年間生きてきて今までそんなセリフ
 言う機会がなかったからって猫相手に何寝ぼけた
 こと言ってんのよ。痛々しいわね」

「フハッ」

「で、行くの?行かないの?」

「安心しろよアモーレ、今回はちょっと他に
 寄りたいとこがあるから行かねえよ」

「鳥肌立つからやめなさいって。気持ち悪い」


リバーシティの愛称で親しまれるイオンに車を停め
最寄りの飾磨駅から電車に乗って姫路駅へ。
駅を出てすぐの「みゆき通り商店街」を歩く。


「おかしいなあ、どの辺だったっけ・・・」

「何さがしてんの?」

「いや、去年来た時にこの、みゆき通りに招き猫
 ばっかり売ってる店があって、土産に小さいの
 買って帰って知り合いにあげたら喜んでくれた
 から今回も覗いて行こうかなと思ってな・・・
 う~ん、もう店自体がなくなっちゃったのかな
 ・・・あ、あそこかな?」


微かな記憶を頼りに、ようやくそれっぽい店を
発見し近づいて行くと・・・

「本日休業」

ガーーーーーーーン

「ちぇっ!なんだよこれ、せっかく来たのに~」

「しかし今回はことごとくツイてないわね」

「ま、こんな時もあるだろ。とりあえず城の写真
 撮って、と」

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ピンボケ「白すぎ城」・・・ならぬ「白鷺城」

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今回もまるでCGで人を消したかのようなシュールな
光景(笑)
翌日から3日間に渡って「お城祭り」が行われると
いう事で屋台の準備中です。

いつもの「ライスおかわり自由」の定食屋で
アホ程ご飯をおかわりして、ちょっと気持ち悪く
なりながら電車に乗ってイオンに戻るイロドリ。


「なんか時間的にまだ早い気がするけど、もう
 いつもの場所に行くの?」

「いや、もう1軒、行きたいとこがあるんだ
 ここに住んでた頃、毎日のように通ってた本屋
 なんだ。ここ数年は全然行ってなかったからなあ」

「あら、入り口に張り紙がしてあるわよ
 イベントかなんかで、いつかの路上詩人さんが
 来てたりして」

「んなアホな・・・いや待て、なんだこの荒んだ
 雰囲気・・・ヤな予感がする」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

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「おい、ちょっと待てよなんだよコレ・・・」


駐車場周辺の人や車の少なさで、ひょっとして
ここも定休日かよ !? と思ったらまさかの店じまい。
姫路の地を離れてすでに17年近くが経っていて、
たまに帰ってくるたびに、いろんな場所が
少しずつ様変わりしてて、それもあるいは仕方ない
と思ってはいたけど、ここの本屋がなくなるのは
ショックだ。
足繁く通った思い出が走馬灯のように過ぎてゆく。


「でも書店事業の再構築でしばらく休業するだけ
 って書いてるんじゃないの?」

「ここ10年くらい、スゲー勢いで本屋がバンバン
 閉店していってるんだよ。たとえ改装して新しく
 なっても、前みたいな店の雰囲気にはならない
 だろうな。あ~ショック」

「なんだかとんだ センチメンタルジャーニーに
 なっちゃったわね」

「これはさすがにこたえるな・・・
 中途半端な時間だけど、いつもの場所に行って
 帰ろうか」


こうして2人が向かった先は・・・

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「秋だとこの時間でももう日が暮れ始めるのに
 今の時期はまだまだ明るいな」

「時間の感覚が全くわからないわね」

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「ここの慰霊碑、ニャアコとダレトクツアーで来る
 までは供えてた花が枯れてるままになってたり
 花を立てる筒が下に転がってたりしてたんだけど
 ここ数年はいつ来ても綺麗な花が供えてあるんだ
 よな」


40数年前、この河の激しい流れに浚われた子供を救助
すべく出動し、殉職された2名の消防隊員。
その内の一人は私の友人のお父さん。
幼い2人の娘と妻のお腹の中にまだ見ぬ三女を残しての
殉職だった。

それから20年後にイロドリはこの場所で、人はたとえ
肉体はなくなっても、愛するものを思う心は決して
滅びないというのを不思議な現象を通して体験し、
自分自身が生かされている意味を教えられた気がして、
姫路の地を離れてもその気持ちを忘れないために、
年に1回か2回はここを訪れるのだ。


「アカの他人が手ぶらで来て言うのもなんだけど、
 殉職されたお2人の消防隊員さんも、これからも
 ずっと変わらず、この河を見守って下さるん
 でしょうね」

「お孫さんもそれぞれ成長して、きっと
 おじいちゃんの志を受け継いで立派な大人に
 なってくれると思うぜ。
 さ、ニャアコ、帰ろうか」

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2年ぶりの記事ということで、予想外に長くなって
しまった割には相変わらず内容の薄い(笑)今回の
ダレトクヒメジツアー。次回エピローグでやっと
おしまいです。タイトルの如く、読んでも何の得にも
ならない旅ですが、せっかくですんで最後まで
お付き合いいただければ幸いでございます。


同じ場所、同じ写真 [ダレトクヒメジツアー2016]

さて、姫路を目指しグダグダな旅路を行くイロドリと
変身ニャアコが立ち寄った次なる場所は?

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音水湖 ( おんずいこ )  


「さすがに晴れの日は何かイイ感じだなあ
 森とんかつ~♪泉にんにく~♪か~こんにゃく
 まれてんぷら♪ なんてな」

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「えらくご機嫌のところちょっとアレだけど
 1つ聞いていいかしら?」

「なんだよ」

「この旅って年2回、毎回おんんんなじ道通って
 おんんんなじトコで写真撮って、おんんんなじ
 コト言ってるわよねえ」

「それがどうしたんだよ」

「楽しいの?」

「楽しいからやってんじゃないか当たり前だろ」

「ふーん」

「実を言うとこのルートって神戸の実家に行き来する
 時に子供達や妹を乗っけて通る事があるんだよ。
 で、それはそれで楽しかったり、いい思い出に
 なってたりするんだけど、ニャアコやビジンダーと
 行くこの年2回のヒメジツアーは俺にとって特別な
 時間なんだよ。
 同じ道の同じ景色も俺にとっちゃ大切な宝物なのさ」

「あらあら、そんな旅にご同行させていただいて
 光栄なこと」

「流しそうめんのトコで撮れなかったからここで1枚
 撮っとこうぜ。
 森とんかつ~♪・・・」

「歌わなくていいわよ」

「ハイ、チーズ」

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「毎回撮ってる割には腕が全く上達してないって
 どういうことなのよ」

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吸い込まれそうな美しさの音水湖を後にし、次に
向かった先は・・・

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道の駅「はが」
鳥取と姫路のちょうど中間地点になります。
その中間地点を記した石の標識を撮ろうと思ったら
客の車が邪魔で撮りにくくて敢無く断念。


「くそ、今回こんなんばっかりだな」

「ちゃんと無事に着けるのかしら」


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いまいちパッとしない道中の、せめてもの救いは
この、いいお天気。
ちっちゃいことは気にするな、それワカチコワカチコ
と言ってくれてるようです( 言ってねーよ )


どんどん先を急いで次なる道の駅「みなみ波賀」

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いいお天気だけど暑くもなく、本当に最高の
ドライブ日和。
道の駅で売ってた美味しそうなトロロや焼きたての
パンに後ろ髪ひかれつつ、出発。

南波賀を過ぎてしばらくすると、次第に街並みが
増えてきて、次の「いちのみや」に着く頃には
すっかり周りの雰囲気が町なかモードに。

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この、道の駅の道路を挟んだ向かいにある神社にも
行きたかったけど、催し物をやってたのか駐車場が
混雑してて人も多かったので今回は諦めて、先を
急ぐ。


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今はなき道の駅「山崎」の面影を偲びつつ
記事もだいぶん急ぎ足で姫路に到着~♬

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これは2年前の写真の使いまわし(笑)


(つ・づ・く)

グダグダ道中記2016 [ダレトクヒメジツアー2016]

いきなり予想外の足止めを喰らってしまった最初の
道の駅「はっとう」を出発する2人。
別に道の駅で何か買い物をするわけでもなく、
毎回同じような写真を撮ってるだけの2人旅。
イロドリとニャアコが向かった次なる目的地は・・・

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道の駅「若桜」


「ここって確か、あの鬼の親子がベンチに座ってた
 とこよね」

「そうそう、まだいるかなあ」

「あれ !?」



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「・・・」

「・・・」

「いや、まあなんちゅうかこの、クオリティ云々の
 問題じゃなくて、居ると思ってた面子がガラッと
 変わってるとやっぱりちょっとショックだな」

「残念というか・・・なんだか寂しいわね」


ちなみに2人が今年も会えると思っていた「鬼の親子」
というのはこちら ↓

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(2年前の秋のダレトクヒメジツアーの写真より)


「残念だけどしゃあねえな、この2人はこの2人で
 よく見りゃ愛嬌あるからきっと皆から可愛がって
 もらえてるんだろう。さ、行こうか」

「あら、今回はオシッコ行っとかなくていいの?」

「ショックで出なくなっちゃったよ」

「フハッ」


こうして新しい鬼たちの末永い活躍を祈りつつ
道の駅「若桜」を後にする2人。

次なる道の駅「はが」までは、かなり距離があり
峠と湖を越えて行かなければいけません。
しばらく続く美しい風景をどうぞ。

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毎回、使いまわしだったトンネル入り口の写真を
撮り下ろし・・・

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トンネルを抜けると・・・


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峠のトンネルを抜けてすぐの此処 ↑ 2年前の秋に通った
時は、黄金色に輝く晩秋の風に靡いてたススキが凄く
美しくて、異世界の入り口みたいな不思議な景色で
思わずヒロミ・ゴーばりに誘われてフラフラ ♪
だったけど、今のこの時期はさすがに「普通の道」
でした。
そしてさらに進むと・・・

「お、そろそろいつもの流しそうめん処だぞ」

「営業中の看板出てるのに、やってるところ
 みたことないわよねえ」

「まあ今回もとりあえず写真だけ撮らせてもらおうぜ」

「あら?なんか車がいっぱい停まってるけど」

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「アイヤ~改装中アルカ !?」

「どこの人なのよ」

「しゃあねえな、帰りに寄れたら寄ってみるか」

「先が思いやられるわね・・・」




(つ・づ・く)






さあ出発だ、いま陽が昇る [ダレトクヒメジツアー2016]

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出発当日・朝

「おお、なんて美しい朝焼けだ」

「ふぁ~ぁ・・・今、何時?」

「午前5時すぎ」

「え!? もうこんなに明るいの?
 いい天気になりそうね」

「春も終わって、ちょっとずつ夏に近づいてくって
 感じだなあ。よし、
 さあ、出発だ ♪ いま、陽が昇る ♬
 行こう、アメディオ!」

「誰がアメディオやねん。
 なんでお猿さんになってんのよ、失礼ね」


10分後・・・


「行こう、アメディオ!・・・は、いいけど、ここ
 あなたの仕事先の病院じゃないの」

「フフフ・・・仕事先っていうとまるでドクターか
 看護師みたいに聞こえるけど、実は単なる病院の
 掃除のオッサンやねんけどな。
 ちょっと一時間だけ働いてくるから車の中で
 待っといてくれよ」


一時間後・・・


「いや~お待たせお待たせ
 今度こそホントの出発やで!ア・・」

「アメディオって言ったら引っ掻くわよ」


そんなこんなでようやく1年ぶりの、記事としては
2年ぶりのダレトクヒメジツアーに出発したイロドリと
ニャアコであった。


「しっかしいい天気だなあ
 出勤ラッシュの渋滞にも巻き込まれずに
 日本海を眺めながら快適なドライブなんて
 ちょっとした贅沢だな」

「そしてBGMが圓生師匠の落語という、この
 何とも言えないシュールさ・・・
 なんでビジンダーの時みたいに80年代の洋楽とか
 流さないのよ」

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「ガハハハハなんかすっかり
 企画的に ”ニャアコ=落語” ってイメージに
 なっちまったな。
(ちなみに記事にならなかった去年のBGMは中島みゆき)
 今回は弟子の圓窓師匠も借りてきたんだけど、
 なんと、師匠と弟子が同じ演目を演じてるんだよ。
 同じ噺でもそれぞれの味があって、さすがは名人
 って感じだな」

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「私にとっちゃ文字通り ”猫に小判” だけどね」


朝日に煌めく日本海を臨みつつ、圓生・圓窓師弟の
落語を聞き比べながら車は走り、ダレトクツアーの
最初の道の駅「はっとう」へ

「・・・中途半端に人が多くて、どうも写真が
 撮りにくい雰囲気だな」

「ただでさえ不審者みたいなビジュアルなのに
 今ここで私の写真撮ったりしたらイロドリちゃん
 完全に変質者確定みたいになっちゃうわね」


いつもはこの「道の駅」の駐車場のすぐ上にある公園で
写真を撮るのだが、この日はなんと先生に引率された
女子中学生が数人、公園と道の駅のゴミ拾いの
奉仕作業に来ていた。
さすがに気まずいのとゴミ拾いが終わるまでの
時間稼ぎで、駐車場内で車の場所を変えていくの
だが、タイミング悪く移動する先々でイロドリの車の
周りのゴミを拾いに来る学生たち(笑)

奉仕作業の一行が道の駅を去った時には、結構な
時間が過ぎていた。
で、仕方がないのでとりあえず一枚

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「しゃあねえな、帰りにもう一回寄るか」

「なんだか、先が思いやられるわね」


(つ・づ・く)


初夏のダレトクヒメジツアー2016 [ダレトクヒメジツアー2016]

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5月下旬@イロドリ家

「おーい、ニャアコー、ニャアコやー」

「後ろにいるわよ」

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「おっと失礼失礼・・・って、なんちゅう恰好を
 しとるねん」

「身だしなみよ。女はね、いくつになっても綺麗で
 いなきゃいけないから大変なのよ」

「フフフ、俺の為にいつも綺麗でいようと心掛けて
 くれるなんて感心感心」

「冗談は顔だけにしてアナタもちょっとは見た目を
 気にした方がいいんじゃないの?
 白髪のハゲチャビンなんて舛添が来たのかと
 思ったじゃないの」

「そうそう、ちょうど俺もヤフオクの IDを
 ymasuzoeにしようと思ってたとこなんだよ
 ・・・ってアホか」

「で、何?用事?」

「ああ、何とかやっと日にちが取れそうなんで
 行ける時に姫路に行こうと思ってな。
 一緒に行くか?」

「行かないわよ」

「・・・だよなあ、病み上がりだし、しゃあねえな
 ビジンダー誘うか・・・おーい、ビジ・・・」

「ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっと」

「なんだよ」

「何それ、1回行かないって言っただけで、ハイ
 そうですかって引き下がるわけ?」

「しょうがねえじゃねえか、ニャアコだって
 病み上がりで身体キツいだろ」

「ふーん、あ、そ。ハイハイどうぞどうぞ
 ビジンダーと楽しく行って来たらいいじゃない」

「なんだよ、来てくれるんなら最初から素直に
 言えよガハハハハ」

「フン、全く・・・これだから女心のわからない
 非リア充は扱いに困るわ。
 ・・・せーの
 アラビアラビケセラゴマナムジイチジネジレミギ
 う~~~~ニャ~~~~~~~~~~~~!」

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ニャアコが呪文を唱えると・・・

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あら不思議・・・

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ズキューーーーーーーーーーーーーン [黒ハート]

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「ジャ~~~~~~~~~~ン、お待たせ [黒ハート]

「う~ん、何か凝ってんのか手抜きなのかわからん
 変身シーンだな。
 あ、それと毎回のお約束だけど一応突ツッ込んどくと
 せっかく変身したけど出発は明日だからな」


(つ・づ・く)


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