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翻訳事始 ( 後編 ) [講演会]

さて、どうにかこうにか無理矢理に訳した 課題の
「The Box」は、締め切りである講演会の3日前に
ギリギリで提出することができた。
集められた定員20名分の宿題はFAXで金原先生の
もとへ送られ、講演会当日までに先生が各々の
翻訳をチェックするという流れだった。

このワークショップの参加条件は2つ
1.高校生以上の英語の理解力があること
2.宿題を期限までに提出すること

ちなみに私は英検4級、長女は3級だった。
(娘に負けとるがな・・・)

予想外の難しさに親子揃って苦戦してる最中
図書館の職員さんから、ちゃんと締め切りまでに
間に合いそうかという確認の電話があった。
聞けば私たち親子でちょうど定員締め切りに
なったあとも希望者が後を絶たず、現在
キャンセル待ちが相当数出てるので、提出が
間に合わない場合は次点の人に譲ってもらう
とのことだった。
それから必死のパッチでラストスパートをかけて
どうにか完成させたのだが、果たして私たち
親子以外の残りの18名って、どんな基準の人達
なんだろうかと、不安になってしまった。


そうして当日を迎え、午前の講演会も無事に終了し
いよいよワークショップの時間になった。
昼飯も食べず、親子で図書館で時間を潰して
ちょっと早めに会場に入る。

私の予想では、参加者は高校~大学の学生が多い
かなと思っていたのだが、意外なことに続々と
会場に入ってくるのは、私と同じ位の年齢の
「意識高い系」っぽいご婦人ばかりだった。
本格的に翻訳の仕事を志してる雰囲気が漂って
いる。

そして金原先生、再登場でワークショップが
始まったのでありました。

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ちなみに参加者20名の内訳は、男子中学生1名
女子高生2名(1名はウチの長女)そして
女性16名、おっさん1名(私です)だった。

英語で自己紹介しろとか言われたらどうしようか
と、ビビッていたが時間の都合上それはなかった。

内容は、先に書いたように先生からの課題である
「The Box」という物語の最初の1ページ分と
最後の1ページ分の答え合わせのような感じで
一緒に訳していくというものだった。

特に注意しないといけない点として、物語を訳す
内容は自分の言葉で構わないが 「,」や「.」の
ような段落の範囲は守らないといけないとの
こと、そして「He」「She」と書いてあるから
といって「彼」「彼女」とそのまま訳す必要は
ないと言われた。

さらに
・この物語はいつの時代の話なのか
・どういう読者層を対象に書かれたものなのか
ということを念頭において翻訳してゆくように
とも言われたのだが、そんなことは全く考えずに
ニュアンス最優先で仕上げた私の訳は、かなり
無茶苦茶だった。

講演会の和やかな雰囲気とは打って変わって
先生の語る一言一言を聞き逃すまいという
真剣な空気の流れる中、20名の訳の訳した中から
良い例や、おかしな例などを出しながら話を進め
あっという間に時間は過ぎていった。

結局この「The Box」というお話は、マイケル
という少年が天使から「箱」を預かり、最後に
天使が取りに来るという物語なのだが、いったい
何が言いたいのか最後までよくわからなかった (笑)
しかも宿題ではないので訳さなくてもいい中盤に
マイケルが90歳の爺さんになってるというまさかの
展開!
私はとりあえず課題の部分だけでは話がよくわから
ないので、全部訳してみて後半にはマイケルが
お爺さんになってるのに気が付いたので文中の
セリフも前半は少年っぽく、後半は老人っぽく
使い分けたので、結構その辺は自信があった
のだが、あまりにも段落無視のチョー我流でやった
せいか、よい例どころか悪い例としても取り上げ
られることなくワークショップの時間は無事、
終了したのだった。

う~ん・・・やっぱり難しい(笑)
何が難しいって、この物語の最後の一文、
And then he was gone.
で、この「he」はマイケルのことなのか
天使のことなのか、先生もわからないという
奥深さ!(笑)
まあ、お仕事として翻訳する場合は、わからない
箇所は原作者に直接訪ねたりされるらしいです
けどね。

そういうわけで4回にも渡ってお送りした割には
中身の薄い記事になってしまいましたが、
久々の長編「翻訳事始」はこれにておしまい
です。読んでくださった方、有難うございました。
深い内容を楽しみにされてた方には、とんだ
期待はずれでサーセンでした。

最後に、金原先生は飄々とされてますが、決して
冷淡な方ではなく、ワークショップ終了後に
「私はマララ」の訳書にサインしてもらってる間、
長女に「今、何年生?」とか
「今は出来るだけいろんな単語を覚えたらいいよ」
と話してくださり、図々しくも一緒に写真撮って
もらっていいでしょうか、という親バカ全開の
お願いにも快く応えて下さり、わざわざ席から
立って一緒に写って下さいました。

これからのさらなる先生のご活躍を祈りつつ・・・


「翻訳事始」完









翻訳事始 ( 中編 ) [講演会]

講演会が終わったあと、昼休憩を挟んで行われる
金原先生のワークショップ。
内容としては事前に先生から課題として出された
物語を訳して来て、それを先生と一緒に
「答え合わせ」のような感じで翻訳するという
ものだった。

実は私は最初、講演会のみ参加する予定で、
もし定員に余裕があれば、将来「通訳」の仕事を
志してる長女だけでも参加出来ればと思い、
問い合わせてみたところ、なんと!
「ちょうど残りあと2名で締め切りです」
とのこと!
え!?これってひょっとして、このワークショップ
を きっかけに俺の中で40数年間眠っていた
翻訳家としての潜在能力を目覚めさせるための
天の粋な計らいなんじゃないの~♪
もしかしてだけど~♪ もしかしてだけど~♪
という邪な考えのもと、即、親子2名で
申し込みしたのでありました。

先生からの課題は、ブルース・コビルという
作家が1986年に発表した「The Box」という
物語・・・の最初と最後の部分。

12ページほどの短い物語の、さらに最初と最後
だけでいいということで、スマホとかPCの
翻訳機能使ったら楽勝やんけー、と気楽に
構えていたのだが・・・

う~ん、難しい・・・
ちょっとした文章くらいならPCが自動で訳して
くれるので、大体のニュアンスはわかるのだが、
それが日本語の文章として繋がらないのだ。

物語としては、マイケルという少年のもとに
天使が現れて「箱」を預ける、というのが
最初の部分、そしてその「箱」を天使が取りに
来るのが最後の部分なのだが、有名な話なら
ともかく、今まで聞いたこともない物語なので
イメージも湧かない。

例えば、物語終盤、マイケルに預けていた「箱」
を取りにきた天使が彼に言うセリフ

” You have changed the world, Michael.How
many people know that? ”

というのがあるんですが、

君は世界を変えた。マイケル、どれだけの人が
それを知っていますか?

とか、どうしても変な文章になるし、元の話を
知らないので何で世界が変わったのか、世界が
変わったら何かマズいことでもあるのか、
その辺の内容もさっぱりピンとこなくて
やればやるほどワケがわからなくなり、もう
いっそのこと翻訳されて出版されてたらそれを
読んでカンニングしてやろうかと思ったりも
したけど、さすがにそれやっちゃあ意味ないだろ
と考え直し、折れそうになる心を叱咤しながら
開き直ってもう、ニュアンス最優先の無理矢理な
翻訳で何とか最低限の宿題の箇所は完成させた
のでした。

しかし、これだけ便利な文明の利器をもって
しても異国の言葉を日本の文章に直すのは困難
なのに、まともな辞書すらない時代に文字通り
手探りで蘭書「ターヘルアナトミア」を
「解体新書」として世に送り出し、医学と語学の
発展に多大な貢献を成した、杉田玄白、前野良沢、
中川淳庵たち江戸中期の蘭学者たちの苦労は
いかばかりであっただろうかと、思いを馳せつつ
「蘭学事始」ならぬ「翻訳事始」は 後編に
続くのでありました。



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謎の美少女猫
「It is no use, this (ダメだコリャ)」

翻訳事始 ( 前編 ) [講演会]

そういうわけで講演会当日・・・

爽やかな秋晴れのもと、高校1年の長女と共に
会場の図書館へ。

実はこの4年間、様々な方の公演会に参加して
きましたが、自分以外の人と行くのはこれが
初めてなのでありました。

開演30分前の入場で、とりあえず先生の表情が
よく見えるようにと親子で最前列へ。
定員150名で、開始10分前くらいまで殆ど
席が埋まらず「オイオイ大丈夫かよ」などと
心配してましたが、うまい具合に始まる頃には
会場に準備された席は、ほぼ全部埋まっており
ました。ヨカッタヨカッタ。

そして金原先生登場

・・・若い!
およそ還暦を過ぎてお孫さんがいるようには
見えないゾ!
そういえば、あさのあつこ先生も実際の年齢より
全然若く感じられたけど、奇しくもこのお二人
出身は同じ岡山県とのこと。
岡山は「養老の滝」でも流れとんのかい
夢とちゃうのかい~♪と、TUBEもビックリの
お若さでありました。

例えるなら
あさの先生は「溌剌」
金原先生は 「飄々」
って感じでしょうかね。
やっぱり大学なんかで講義したり、親子ほど
年齢の離れた若い作家の方達と接してると
気持ちがいつまでも若くて老けないんでしょうか
羨ましいですねえ。

「言葉の翻訳、翻訳の言葉」
と、いうタイトルで講演が始まります。

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最初のほうはちょっとカタい雰囲気で
翻訳のルーツは、戦国時代に日本にやって来た
宣教師がキリスト教を布教するためのものだった
とか、聖書は世界中の言葉に訳されても、
イスラム教のコーランだけはアラビア語以外は
認められていないとか、時計はなぜ右回りなのか
とか、現在の「左→右」の文章の読み方に
なったのは、幕末から明治にかけての頃から
等々・・・といった感じでした。

後半になって質問などを織り交ぜながら、現在の
先生のお仕事についての具体的な話になるのです
が、まあ、翻訳家は基本「楽天家」じゃないと
やってけない、そうです。
そして、やはりインターネットの登場は
翻訳業界にとっても革命的な出来事だった
ようですが、それも含めて利用できるものは
全て利用する、ネット、辞書、人脈・・・
あらゆるものを使えばいいと。
別に一人でストイックに頑張る必要は全くない
そうです。

あと、一番 気になってたことが質問コーナーの
時に出て先生が答えておられたのですが、
翻訳者の名前が2人いる時なんかは、どういう
割合で仕事を分けているのかというと、
金原先生の場合は、外国語を翻訳するという
ことに関してはプロフェッショナルでも
今の時代の感性や言葉遣いなんかは
どうしても追いつけないことが多くなってくる
ので、海外の若い作家の本を訳す時などは
まず日本の若い作家が、今の感性で訳した
ものを、文章としてチェックしたり訂正したり
しておられるんだそうです。
(私の言い方が間違ってたらスミマセン)

ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、
金原先生の娘さんは「蛇にピアス」の
金原ひとみ さんだそうです。
今回の講演ではまったく触れられません
でしたが。

そんなこんなであっという間に1時間半の
講演会は無事終了となったのでした。

・・・と、いつもなら記事もここで終わるのですが、
なんと!実はこのあとワークショップという形で、
定員20名限定で先生と実際に物語を翻訳する
という企画にも参加したのでありました~

(つづく)





翻訳事始 ( 予告編 ) [講演会]

昨日、行きつけの図書館で開催された 翻訳家の 金原瑞人 先生の
講演会に行ってまいりました。

図書館や本屋さんが、作家の先生を招いて講演会を開くというのは
全国的に珍しくないみたいなのですが、やはりこんな片田舎の
図書館に著名な作家の先生や有名人が来てくださるというのは、
ちょっとしたニュースなのであります。

このブログでも時々、記事にしたりしてますが 4年前に絵本作家の
宮西達也 先生の講演会に初めて参加して以来、年に1~2回
この図書館主催で行われる講演会を「次回は誰だろうな」などと
楽しみにしているのでありました。

ちなみにこの4年間でお話を聞けたお歴々は以下の通りです
ブログで記事にしたものはタイトルとカテゴリを併記してますので
よかったら見てやってくださいませ(敬称略)

宮西達也(絵本作家)

武田美穂(絵本作家)
「輝け!第5回お宝自慢」⦋お宝⦌

とよた かずひこ(絵本作家)
「輝け!第4回お宝自慢」⦋お宝⦌
「絵本の世界」⦋講演会⦌

成瀬廉二(南極観測隊・隊長)

あさのあつこ(小説家)
「天に月 地に桜 人に心」⦋講演会⦌

あべ 弘士(絵本作家)

はた こうしろう(絵本作家)


と、まあこんな感じなのですが主催する図書館の主旨が
「若い人(特に子供)に、本に親しんでもらう」という願いが大きい
ためか、どうしても絵本作家の先生が多くなりがちなのかも
しれませんが、あさのあつこ先生のようなビッグネームや
南極観測隊の成瀬さんのお話も非常に興味深く、いずれも貴重な時間
になりました。

そして今回の金原瑞人先生
約30年間に渡る翻訳家生活で、世に送り出した著書は400冊、
外国文学の小説って、読まないことはないんだけどいちいち翻訳
した人の名前なんて意識しないので、講演会の参加予約を入れた
数日後、図書館でどんな作品があるのか見に行ったのですが、
う~ん知らん本ばっかりだ・・・
唯一読んだことがあるのは エドガー・アラン・ポーの
「モルグ街の殺人」だけだった。

これではいかん、ということで 一緒に参加することになってる
高校生の長女が学校の図書館から借りてきた、先生が翻訳した
「チョコレート・アンダーグラウンド」を親子で回し読みして
備えながら当日を迎えたのでありました。


「翻訳事始」( 前編 ) に つづく



天に月  地に桜  人に心 (後編) [講演会]

いよいよ、あさのあつこ先生登場で講演会が始まりました。

二部構成の、両方共に質問形式ということで簡単な自己紹介のあと、まず

司会の方が質問をしてゆくのですが、いくら進行上仕方ないとはいえ、さっき

自己紹介で話したばかりの内容を質問されても嫌な顔するどころか、溌剌とした

対応で、どんどん話を広げてゆく あさの先生。 う~ん、いい人だ。

もともとお話し好きなのか、1つの質問に対して話す内容が次々に横道に逸れて

ゆくのが笑える。名だたる賞を総なめにし、何千万部と作品を売り上げた稀代の

ベストセラー作家という雰囲気を全く感じさせないところが逆にすごいと思いました。


岡山県は美作出身、小学校は自然の中で遊び、中学の時にシャーロックホームズの

「バスヴィカル家の犬」を読んで小説に目覚めた・・・とか、最初に教職者になった

動機は、「夏休みなんかはきっと先生もヒマだろうから、まとめて小説が書けるなと

とんでもない甘い考えしてましたハハハ・・・」とか、「大学の時は本当はミステリー

同好会入るつもりだったのが、ちょうど「横溝正史」作品の研究発表だかで、死体の

人形なんかを置いて準備中の部室のおどろおどろしさにビビって逃げ出してしまい、

そのまま児童文学サークルに入ってしまいました」とかのメジャーなエピソードから

「最近のマイブームは5本指のソックスです!」

「もうね、好きなもの3つ挙げろって言われたら、温泉・少年・野球って答えるくらい

温泉が好きなんで、この後、ここの温泉で一泊して帰るつもりです。それで運転手

兼ねて夫も連れてきてるんです。あ、でも夫を愛してるとかそんなんじゃないですよ」

などと笑わせたかと思えば、

「私も人間ですから嫉妬みたいなものはあるんですよ、三浦しをん がいい作品を

書いたら、”チッ!腕の1本でも骨折してちょっと休んでてくれないかなあとか・・ね」

と、冗談なのか本気なのかわからないダークなギャグで会場を沸かせたりと、

本当に話が面白くて飽きさせません。もちろんホントはご主人とは仲がいいんで

しょうし、三浦しをん さんともお互いリスペクトし合ってるからこそ言える冗談なんで

しょうけどね。

第2部では地元の学生の代表数人からの質問だったのですが、ただ答えるだけ

じゃなく、緊張気味の子には「○○ちゃんって、いい苗字だよねー、結婚したら

せっかくの苗字が変っちゃうから結婚しないほうがいいよ~」と笑わせて和ませる

気配りをみせたりと、気さくで人間的な魅力の溢れるトークで時間も大幅に延長し、

期待をはるかに上回る有意義で幸せな時間になりました。


講演会が終わるとサイン会になります。

持参した先生の著書にサインしてもらえるのですが、その際、自分の名前の

「○○さんへ」という代わりに、

「先生の好きな言葉を書いていただけませんでしょうか」

と図々しくもお願いしてしまいました。

学生さんからの質問で「座右の銘」はなんですか?と聞かれて

「他人に厳しく、自分に甘く!」

と、答えておられたので、てっきりそれを書かれるのかと思ったら、

「いやいやいやいやいや(それは)ないない!」

と笑いながら、でも「ん~」と真剣に考えて書いてくださった言葉が今回の

前・後編の記事のタイトル、


「天に月  地に桜  人に心」


でした。


さすが、小説家としての矜持を垣間見た気がいたしました。


他にも、一昨年の東日本大震災で家族を亡くした方の「NO.6」の感想

を読んで、自分の書いた作品が世の人々に読まれることに対する責任の

重さを実感した話、執筆に行き詰った時に一緒に気分転換に散歩に出た

今は亡き愛犬との話、大人向けの作品ではバッドエンドもありだが、若い

人たちが読む作品は、どんなに絶望的なラストであっても僅かな希望を

感じる終わり方になるようにしたいという話、そして、


「夢を捨てるということは悪いことではないと思います、1つの夢が

なくなったその空間にまた別の新しい夢が生れるから、それを目指して

頑張ればいいし、本当に諦めず持ち続けてる夢はいつか叶えられる

と思います」という言葉、


「ご自分の作品の中で1番好きなのは何ですか?」という質問に対して

「”今書いてる作品”かなあ・・・だって恋愛でも一番好きなのは

”今付き合ってる相手”で”元カレ”とか”元カノ”が一番好きっていう人は

いないでしょ?」という答えなど、時間を忘れるほどご本人もノリノリで

語って下さり、最後のシメの挨拶では

「ホントに楽しかったです、こんなんで講演料をいただいっちゃって

いいんでしょうかね?ハハハハ」と言って下さり、忘れられない

1日となりました。


わずかな時間でしたが、本当に魅力的な方で、この人は例え小説を

書いてなかったとしても何らかの形で世の中に影響を与えてたんだろうな

と実感しました。


作品を読む前に作者ご本人に出会う形になりましたが、もう、一発で

ファンになっちゃいました。

これから、あさの作品にハマってゆく僥倖が準備されてるなんて、人生も

捨てたモンじゃないね、フフフ・・。

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今後も益々のご活躍をお祈りしております。






























天に月  地に桜  人に心 (前編) [講演会]

ちょっと前の話になりますが、本好きなら誰もが知ってる、あの、

「あさのあつこ」先生の講演会に参加してまいりました。


わたくし、リサイクルショップの古本コーナーやTSUTAYAの

書籍コーナーやらを含めると、週に6日は必ず本屋か図書館に足しげく

通うほどの本好きなのですが、なにぶん性格が相当に歪んでまして、

恋愛モノとか、わざとらしいハッピーエンドで終わる系の物語が生理的に

受け付けないタイプということもあり、自然と、女性の作家が書く小説なんて

自分には合わんだろうという偏見があって、あさの先生の作品がどれだけ

世間の評判が高くても今まで手にすることもありませんでした。


え?じゃあ何でお前、あさの先生の講演会に行ったんだよって?

やっぱりね、こんな田舎に有名人が来るっていうのは一大事なんですよ。

それもベストセラーを連発してる先生の話が無料で聞けて、持参した著書に

サインまでしてもらえるとなると、行くでしょフツー!(やらしいなキミ・・・)

それにこれがキッカケで先生の作品の世界観に影響を受けるかもしれないし、

おそらく若い人向けの内容になるだろうけど、ひょっとしたら先生のお話の中に

自分の人生をちょっとでも変えれるヒントがあるかもしれないぞ、などと、およそ

人生半分以上終わってるオッサンとは思えない期待に胸を膨らませ会場へと

向かったのでありました。


「私の夢を叶える方法」(・・・多分こんなタイトルだったような)

と、題された講演会、きっと夢に満ち溢れた若い子たちが沢山やってくるだろう

から、今回は遠慮して後のほうの席に座ろうかな、などと思いながら30分ほど

前に到着してみると意外にもそんなに混雑してなくて、結局、前から2列目の

席に座らせていただきました。

講演の内容は2部構成になっていて、どちらも質問形式とのこと。

1部は司会の方が、2部は地元の高校~短大生が数人、若者代表ということで

開演前からスタンバイされてました。


そしていよいよ講演が始まる・・・あさの先生が登場!

先生、若い!

プロフィールで公表されてる御歳とは思えない颯爽とした姿。

う~ん、やっぱり老若男女を問わず、溌剌としてる人は輝いて見えますな。


・・・で、講演の内容は次回、後編で・・・と、言いたいところですが、

あんまり大した事は報告出来ないので、くれぐれも期待はしいないでね[黒ハート]



















絵本の世界 [講演会]

前回の予告では「ニャアコの回顧録(予告編)」となっていたのですが、いきなり

予定変更ですみません・・・


昨日、「ももんちゃん」シリーズでお馴染みの絵本作家 とよた かずひこ先生の

講演会に行ってまいりました。

昨年の 宮西達也先生(「おまえうまそうだな」、「ニャーゴ」)

今年6月の 武田美穂先生(「となりのせきのますだくん」、「カボちゃん」)

に続いて3回目の講演会です


絵本作家の先生の講演会というだけあって、メインは小さな子供連れの親子であり、

会場は前半分にゴザが敷かれ、小さなお子さんが椅子で退屈しないよう配慮されて

いて、一般の参加者は後ろの観客席での拝聴となります。

同じ形態での講演会だった武田美穂先生の時は、それでも「カラーサイン色紙争奪

じゃんけん大会」なんかで後の大人たちも参加して盛り上がったんですが、今回は

もう完全に後の大人は関係なし、すっかり先生と親子連れのふれあいの場と化して

ました。(ちなみに私は3回とも1人での参加です)

もちろん、それを承知で皆さん参加してるので会場は終始和やかで優しい雰囲気に

包まれておりましたよ。


講演会の内容的には御三方とも紙芝居を使ったり、スライドや人形を使ってお話を

進めたり、まだ発売されてない出来たばかりの新作をチラッと見せて下さったり、

制作上の裏話、苦労話などなど・・・どうしても似たような話になりがちですが

先生方それぞれの個性が強烈すぎて聞いてて飽きさせません。

でもやはり共通して言えるのは、サービス精神旺盛で子供好きで絵が上手い!

(当たり前やっちゅうねん!)

とよた先生も講演会開始前から既に会場に入っておられて、ゴザに座ってる親子に

「キミは誰くん?何年生?」とか「〇〇ちゃんは何歳?へー大きいねー」とか

一人一人に声をかけておられました。

お話の中で印象的だったのは、先生の絵本も実際の子育ての経験をもとに描かれて

いるんですが、リアルタイムの時は上手く描くことが出来ず、子供さんが成長された

現在、当時のことを思い出しながら描いてるということと、幼児向けの絵本である

「ももんちゃん」を何故か中学校の自分のクラスで読み聞かせた先生が居てご丁寧に

生徒たちの感想を送ってきたくれたが、その内容があまりにもシュールだったという

のが面白かったです。


あと、いつも思うのがどの講演会でも若いお母さん、お父さんが多いのがちょっと

意外ですね。やっぱりどれだけネットや電子書籍が発達しても、「親が子供に読み

聞かせる」という絵本を通じた「愛情」は不変なんだなーと妙に上から目線で

感動するのでありました。

(たいした内容の報告じゃなくてサーセン[ふらふら]


そして・・・講演会のもうひとつのお楽しみは、終了後にサイン会が行われ、なんと

先生から直接イラストも描いていただけるという、絵本好きには夢のような時間が

用意されてるんですね~、今回もいただいてきましたよ~[ぴかぴか(新しい)]

いつかまとめて「カネに困っても手放せないお宝自慢」で披露したいと思います

お楽しみに[モバQ]

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