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春も、夏も、あっという間に [雑感]

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ついこの間「やっと冬が終わったー!」と喜んで
いたと思ったら、何と明日からもう10月!
早い!早すぎる!
9月なんて雨と台風だった記憶しかないぞ・・・

4月に甥っ子一家がやって来てから半年、楽しい
ことも辛いこともいろいろあったけど、何だか
その日その日を生きてゆくのに精いっぱいで
夢を見てるように過ぎていった感じがするなあ。

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ネタばれ注意「ヒグチユウコ・ニャンコシリーズ」(後編)   [オススメ]

「おれたちねこは 人間より寿命が短いから
 たいてい先にいなくなるんだ。
 でも おまえはずっといっしよにいられるじゃないか」

そう話すいじわるねこの目は とても複雑そうでした。
ニャンコは むしょうにかなしくなりました。

ニャンコは からだからヒゲを ぬきとりました。

ぜんぶとりおわると いじわるねこがそっとニャンコを
ひざにのせて だきしめてくれました。

「ほら もとのほうが ずっとかわいい」


「せかいいちのねこ」
みんなせかいいちのねこ  より



それでは前回に続いて、ヒグチユウコさんが描く
ぬいぐるみのニャンコが主人公のお話。
後編は「せかいいちのねこ」の紹介です。

前編で紹介した「ふたりのねこ」同様、今回も
ニャンコが主人公なので勝手にニャンコシリーズと
名付けておりますが、実は正式な続きの物語では
ないような感じなんですよねー。

まず、決定的なのは出版社が違う。
この「せかいいちのねこ」は白泉社の「月刊MOE」
に連載されてたものを1冊の絵本にまとめたもので、
「ふたりのねこ」は祥伝社からの書き下しっぽい
です(ちゃんと調べて記事書けやw)

そういった関係が影響してるのか、同じニャンコが
主人公でも微妙~~~~~に雰囲気が違ってます。
そう、敢えて例えるならば
「8時だよ全員集合」と「ドリフの大爆笑」みたいな
もんでしょうか(違うな・・・)

「ふたりのねこ」ではニャンコの家族は、大好きな
「ぼっちゃん」とその両親の4人暮らしだったのに
「せかいいちのねこ」ではやたらと不思議な同居人が
増えてます(笑)
さらに「ぼっちゃん」から「男の子」へと、呼び方も
変わりました。
これはもう、別物のパラレルワールドと割り切って
読むか、前作で「ねこ」と別れた数年後ととるか
読者の好みの問題でしょうかね。

で、今回の物語は・・・
ニャンコが愛してやまない「男の子」が7さいに
なったのを機に、ぬいぐるみに興味がなくなって、
自分はもう飽きられてしまうのでは・・・
とニャンコは不安になります。

「本物の猫になればずっと一緒に居れるんじゃないか」
「猫のヒゲには魔力があるから体に入れればいい」
という友達のアドバイスのもと、少しでも沢山の
本物の猫のヒゲを手に入れるべく友達のアノマロと共に
出かけるのですが、この道中で沢山の、表情も仕草も
個性的な猫たちに出会い、アノマロと途中ではぐれたり
同居人の「いじわるなねこ」を通じて、たとえ7才に
なっても男の子は自分のことを、かけがえのない存在
だと思ってる事を知らされたりしながら話は進みます。

やがて出会った猫たちからもらった大切なヒゲを、
ぬいぐるみである自分の体に1本ずつ差し込んで
ニャンコはついに念願の本物の猫に・・・
とは、ならないんですね~(笑)

それでも猫たちがくれた大切なヒゲで、自分も本物の猫
になりたいと願うニャンコに、改めて今のままでも
十分に男の子に愛されてることを諭す、実はいじわる
じゃない「いじわるなねこ」の言葉に、実際に猫と
暮らしてる、あるいは暮らしていた人たちは、きっと
涙腺が崩壊します。

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お話の内容的にはSMAPの「世界にひとつだけの花」
とマッキー自らが歌った「僕が1番欲しかったもの」
を足して2で割ったような(違うなw)よくある
ものだと思うんですが、やはりここはヒグチユウコ
さんが描く、個性豊かな猫たちの姿が物語に深みを
与えてますねえ。
しかも今回は猫も沢山出てくるけれど、それ以外の
生き物もいっぱい出てきて、まさに現代の鳥獣戯画
って感じでした。

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モデルになってる実在の猫ちゃんたち ↑

ホントはまだまだ語りたい内容がいっぱいあるんです
が、現段階まで読み直してみて、改めて自分で書いた
記事の内容の薄さに愕然としてしまい、これ以上
書くのはマズいなと判断したので、この辺でやめとき
ます。

ちなみに現在「月刊MOE」では「せかいいちのねこ」
の正統 (?) な続編「いらないねこ」が連載中です。
少し成長したニャンコが捨て猫を引き取り、お父さん
になる話です(笑)
ニャンコと猫たちの表情の1コマ1コマ、動作の1コマ
1コマが、本当に愛おしくなる珠玉のシリーズです。











ネタばれ注意「ヒグチユウコ・ニャンコシリーズ」(前編) [オススメ]

「おいかけなくて いいのかい?」 
えだにとまった カラスが
こえをかけてきました。
「いいんだ。
 ねこには おうちができたんだよ」


「ふたりのねこ」より


9月も半ばになり、季節は完全に秋へと移り変わりました
が、今年は台風ばかりでなかなか秋の爽やかさをまだ
実感出来てません。きっとこれから色んな意味での収穫の
時を迎え、1年の締めくくりへと近づいてゆくんでしょう
ね。

今回ご紹介するのは、ヒグチユウコさんの絵本、
「ふたりのねこ」と「せかいいいちのねこ」
名付けてニャンコシリーズです。

まあ、こんな毎回数人の奇特な方しか読んでないような
ブログでわざわざ紹介しなくても、今やヒグチユウコ
さんと言えば、本好き人間・猫好き人間のみならず
知らない人なんていないくらいの作家さんなんですけど
ね(笑)

「え?聞いたことないで」という方もこういう感じの
イラストは、きっとどこかで目にしてるはずですヨ ↓

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なんか、一度見たら忘れられない雰囲気ですよね。
この猫の表情、単なるリアルでもなく、かといって
マンガっぽくもなく、ヒグチユウコという作家しか
描けない独特の世界だなあと感動します。

何が凄いって、猫だけじゃなく犬も、鳥も、植物も
女の子も何を描いても独特の世界観で、何だか現代の
「鳥獣戯画」みたいな印象です。

で、ここからはヒグチさんが描いた猫の絵本
「ふたりのねこ」と「せかいいいちのねこ」の
ネタばれありの紹介です。
例によって大したことも書いてないのに結末だけは
ドサクサに紛れてバラしてしまってるという、非常に
悪質な記事になってますので、まだ実際に御覧に
なってない方は、遠慮なくここで引き返して下さい
ませ。

今ならまだ間に合うぞー (^◇^)

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この2作、主人公は ぬいぐるみの「ニャンコ」
なので勝手にニャンコシリーズと名付けてます。

「ふたりのねこ」は、ニャンコが家で一緒に暮らしてる
大好きな「ぼっちゃん」が、うっかり忘れて帰ったのか
それとも落としてしまったのか、一人ぼっちで公園に
残されたニャンコと、この公園に住む「ねこ」との
出会いと別れが描かれています。

何とかして大好きな ぼっちゃんの待つ家へ帰りたい
けど、帰り道の見当もつかず途方に暮れるニャンコを
かつて、小さい頃に兄弟と共に飼い主に捨てられ
この公園で酷い目に遭いながら生き抜いてきた孤独な
「ねこ」が慰め、励ましながら一緒に帰り道への
手がかりを探してくれます。


「にんげんは、ほんとうは ひどい 生きもの
 なの」

「ねえ、もしぼっちゃんが、あんたのことを
 さがしてなかったら どうするの?」

自分がどれだけ人間の子供に愛されているかを語り、
帰り道を探し続けるニャンコに、かつて人間に捨て
られ、酷い目に遭ってきた「ねこ」が問いかけます。
しかしニャンコは、ぼっちゃんがくれた宝物の
アンモナイトの化石を見せて、人間がみんな酷い
わけじゃない、ぼっちゃんもきっと自分を探して
くれてる、と「ねこ」に応えます。

それでもなかなか手がかりが見つからず、不安で
涙を流すニャンコを優しく抱きしめる「ねこ」
この時、ニャンコは家に帰れたら「ねこ」も一緒に
来てくれないだろうかと思い、「ねこ」もこのまま
ニャンコと一緒に暮らせないだろうかと願うのでした。

お互いを「家族」として意識し始めた時、突然
別れがやってきます。

病気になってしまった「ねこ」を助けるために
顔見知りの犬に、宝物のアンモナイトの化石を惜しみ
なく差出し、犬が呼んで来た「優しそうな飼い主」に
「ねこ」の命を託して涙ながらに見送るニャンコ。

果たしてこの後どうなるのか・・・

は、描かれてません。

ニャンコは無事に家に戻ることが出来ましたが、
「ねこ」のその後は読者の想像に委ねられ、物語は
あの短い夏の日々、ふたりは確かに家族だった
という、おそらく少し大人になったニャンコの切ない
語りで幕を閉じます。


私は基本的にはわざとらしいハッピーエンドで終わる
物語は好きじゃなくて、こういった余韻を残して
その後を想像させる話ばっかり好んで読んでるんです
が、これを最初読んだ時はさすがに「え~~!?」って
なりましたね。
ちゃんと「ねこ」が幸せになったとこまで描き切って
くれや~、と。

何でガラにもなく「ねこ」が幸せになった結末まで
描いてほしかったと思ったんかなあと考えたんですが
この「ねこ」・・・昔、近所にこんな感じの女の子が
居たような記憶があるんですよねえ・・・
で、こんな感じの不本意な2度と会えない別れを
誰しも1度は経験してると思うんですよ。
そんな郷愁が妙にセンチな願望になったんかな・・・
なんて思ったりして。
まあ、もちろん、ヒグチユウコさんの描く猫たちの
愛らしさを見たら誰でもそう願うわな(笑)

でもね、やっぱりこの終わり方でいいんですよね。
読んだ人全員が、「ねこ」が「顔見知りの犬」と
「優しそうな飼い主」に病院に連れて行ってもらって
元気になって、家族の一員になって、幸せになって、
時々ニャンコの事を懐かしく思い出す・・・そんな
未来を祈って、確信しているはずですもんね。

そして、この切ない余韻こそが「ふたりのねこ」を
「ヒグチユウコのイラストに文字がついてる絵本」
で終わらせなかった勝因であろう。と、調子こいて
締めくくりつつ、次回後編はニャンコが本物の猫に
なりたと願い奔走する中で様々な出来事や出会いを
通じ、これまた少し成長するお話、
「せかいいちのねこ」の紹介へと続きます。

(つづく)












乾いた大地 [はたらく おっさん]

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もしも 夢があるのなら
すてよう 今は つらいから
明日の生命 (いのち) を つなぐため
今日と いう日が消えてゆく

「乾いた大地」作詞:井萩 麟 / 作曲:馬飼野 康二


これは今から20年以上前にやってたアニメ
「戦闘メカ ザブングル」のエンディングテーマで
串田アキラさんが歌ってました。いい曲です。
2番の歌詞ですけど。

で、何の話やねんというと・・・


先月1か月で、パートのおばちゃんが2人も
辞めてしまい、ただでさえ人手不足だったウチの
職場は大変なことになってまして、責任者である
ワタクシ自ら清掃用カートを押しながら病室掃除
からトイレ掃除などをやらせていただいとるわけ
なのですが、何というかアレですね、病棟では
20代のうら若き看護師や看護助手の方々が
医療器具を携え、テキパキと各病室を駆け回り、
60代のベテランナースや師長自らが患者さんの
体拭きや食事の介助を手伝ってるという光景の
中で、働き盛りのいい年をしたオッサンが
延々とトイレ掃除をやっとるわけですよ・・・
申し訳ないというかなんというかね・・・

ふと、向こうのほうを見ると、前述の記事
「あんたこの底辺職場どう思う」で登場した問題児
マサル君が、これまた清掃カートを超スローモーな
動きでノロノロと押しながらブツブツ独り言を
言いつつゴミを回収して回っておりました。

まあ、別に私も毎日毎日トイレ掃除だけをやってる
わけでなく、1現場の責任者として、働いてくれてる
おばちゃん達が仕事しやすいようなシフトを組み、
誰かが院内でヘマをしたり物を壊したりした時は
代わりに怒られ、マサル君のように意欲はあっても、
ちょっと問題を抱えてるような子や、障碍者枠で採用
されて来ている人たちを差別することなく平等に扱い
つつ、尚且つ彼女たちが問題が起きないように、無い
知恵を絞り、ちっぽけな心を砕きながら配慮しておる
わけです。

誰からも感謝されることなく、更に1円の手当がつく
わけでもなく、病院側や会社からの理不尽な要求と、
パートのオバハン達の完全に「甘え」としか言いよう
のない日々の不平不満や要求の板挟みになりながら、
現場を護ってるという僅かばかりの自覚もあります。

とはいえ、この日この時の、目の前で慌ただしく
患者さんの為に駆け回る看護師さんの姿は本当に
輝いて見え、対照的に、次から次へとほぼ100%の
割合で汚れてる便器と格闘しつつ、女子トイレの
掃除の際には、リハビリの若い理学療法士の
お姉ちゃんに変質者を見るような視線を向けられ
ながら、トイレットペーパーの補充をしてゆく
自分の姿が何とも卑小に感じられたのでありました。


若いころは、何か、人の役に立つ人間になりたいと
希望に燃えていたはずなのに、今では日々の生活の
為に神経と体力をすり減らしながら日銭を稼ぐような
人生・・・
一体どこで間違ってしまったのか、いや、もともと
「その程度」の人間でしかなかったというだけの
話ではないか。

そう開き直って、連日の人手不足による便所掃除の
繰り返しにも慣れ、聞こえない程度に鼻唄で
レインボーマンの「死ね死ね団の歌」なんかを
歌いながら働いてたある日、病院の廊下で、以前
入院していたおばあちゃんと出会った。
家が近くみたいで退院してからも娘さんに付き添って
もらってちょくちょく通院してるらしい。

「あら、お母さんお久しぶりです」

と、挨拶すると最初は誰かわからなかったみたい
だが、しばらく私の顔を眺めてから

「ああ、あんたアレやな。ビンのフタ開けてくれた
 なあ・・・」

「?」

一瞬、何を言ってるのかわからなかったが、どうやら
入院してる時に、小物か何かが入った瓶の蓋が固くて
なかなか開かなかったのを、掃除に入ったついでに
開けてあげた時の事を言ってるらしかった。
もちろん、基本的に掃除屋は勝手に患者の言う事を
聞いてはいけないので、この時は近くにいた
看護助手に伺いをたてて瓶を開けてあげた。

「よっぽど嬉しかったんやろねえ」

隣にいた娘さんが言った。


そうなのだ。忘れていた。


おばあちゃんの瓶の蓋を開けてあげたことを!

・・・じゃなくて(笑)掃除という仕事を通して、
些細な事に喜んでくれる人が、たとえ僅かでも
存在していることを。

病院に来る度に缶コーヒーを差し入れでくれる
患者のおっちゃんがいることを。

朝、玄関のロビーの拭き掃除をしていると、
「アンタも朝早くから大変やね」と言って自販機で
缶コーヒーを買ってくれた患者のばあちゃんが
いたことを。

「私ね、あなたのファンなのヨ、あなたの会社
 だったら仕事頼んでも大丈夫ね」と言って
自宅であるお屋敷のハウスクリーニングの仕事を
ウチの会社に任せて下さったご婦人がいたことを。

「あなた達はホントに縁の下の力持ちよ、この
 病院の宝よ」といつも褒めてくれてコーヒーを
御馳走してくれた看護部長がいたことを。
(どんだけいろんな人にコーヒーもらってんねんw)

「お兄さんいっつも笑いながらお仕事されてますね」
と褒めてくれた患者さんがいることを。


思い出した。

「どこかで誰かが見ていてくれる」ことを。


こんな立場になってしまったのは自分の責任であり
今更周りを見て我が身を嘆いても仕方がない。
たとえ底辺の仕事でも懸命にやって、もし誰か1人
でも喜んでくれる人がいるなら頑張ろうではないか
と思い直したのでありました。

(おわり)

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「zzzzz・・・」

話が長すぎるうえに、つまらなさ過ぎて
途中で寝てしまった謎の美少女猫

続・豊かさや便利さの陰で・・・ [雑感]

もう、だ~いぶん前にこのブログで
「雑感・豊かさや便利さの陰で.・・・」という、
町の写真屋さんが閉店した記事を書いたんですが
今回は、私がこの地に引っ越してきた時から16年
以上、ずっと足繁く通った「レンタル&リサイクル」
の店が、跡形もなく完全に消え去ったという寂しい
お話を少し・・・



妻と家庭を出発するのを機に、姫路からこの地に越して
来てもう17年になる。
やって来た当時はあまりのド田舎の不便さと娯楽のなさに
愕然としたものだったが、かろうじて自転車で行ける
範囲内にTSUTAYAが2軒と本屋が数軒、そしてこの
レンタルビデオ兼リサイクルショップがあるというのが
救いであり、心の支えであった。

やがて5~6軒あった本屋が数年で次々と閉店し、
我が家の娯楽のスポットはTSUTAYAと、このリサイクル
ショップの2強がメインになった。
全国チェーンで正統派のTSUTAYAに対し、この店で
レンタルされてたビデオは、映画だけでなくドラマ、
Vシネマ、スポーツ、音楽、アニメ、さらにはAV
(なにサラッと書いとるねんw)に至るまで結構
マニアックで、さらに古本や中古のゲームも
扱っていたり、当時には珍しく貸本までやっていた。
なので、新作のビデオや本ならTSUTAYA、古本やら
昔のマイナーなドラマやアニメならこっちの店、と、
毎日のように立ち寄ったものだった。

県内だけで3店舗、県外にも進出し、ライバルのTSUTAYA
と互いに絶妙なパワーバランスを保ちながら、このまま
ずっとこの町のプレイスポットとして共存し続けるかと
思っていたのだが、世の中のレンタルの主流がビデオから
DVDへと完全に移行した頃から雲行きが怪しくなって
きだした。

早々に全ての商品をDVDに切り替えたTSUTAYAに対し、
この店はいつまでもビデオが並んだままで、新作が旧作
扱いになるまでの期間がやたらと長く、2年近く経っても
「準新作」として新作料金をとられるので、いくら
「旧作1本100円!」と謳ってみたところでいつまで経って
も新作扱いのままだと安くする意味がなかった。

さらに様々な面で変化が起こってゆく・・・

ウチの清掃会社が月に1回、ここの店舗内のワックスがけ
に入っていたのだが、それが2カ月に1回になり半年に1回
になってやがて断られるようになった。
業者を変えたわけではない、清掃代を節約せざるをえなく
なったのだ。
床にワックスの光沢がなくなると全体に清潔感がなくなり、
なんだか少しずつ店の雰囲気も怪しくなってゆくよう
だった。

そしてついに決定的な出来事が。

全く新しい第3勢力のリサイクルショップがライバルと
してオープンしたのだ。

バックに某宗教団体が絡んでるという噂のこのリサイクル
ショップはあくまでも販売のみで、レンタルは一切
やらなかった。古本も質量ともに充実し、折からの美少女
アニメのブームに乗ってフィギュアの買取や販売にも力を
入れて、着々とこの町で確固たる地位を築いていった。

そして今度は数年前に「GEO」がオープンし、いよいよ
レンタル店の群雄割拠時代が到来・・・ではなく
その店は完全に取り残され、一人負け状態になった。

全国チェーンや強力なバックを持つライバル店の華やかな
外観とは対照的に、さらなる経費節減で照明の明るさも
控えめになり、夜中まで開いてた閉店時間も早くなった。
そして1年ごとに私の足も遠のいてゆき、車で店の前を
通ることはあっても中に入ることはなくなっていった。

去年、長女がこの店の近くの高校に入学し、帰りに迎えに
行くことが多くなり、早めに着いた時間つぶしに
久しぶりに立ち寄ってみると、店の前には何故か中古の
車の「タイヤ」が積み上げられ、店内は元からあった古着
コーナーに加え、中古家電や、何だかわけのわからない
置物が所狭しと並べられ、驚くべきことに主力であった
はずのDVD、CD、マンガのレンタルが廃止されていた。
名義上はリサイクルショップだったが、雰囲気としては
昭和の質屋みたいな感じになってしまっていた。

ある日、店の前を通った時に駐車場に車がいっぱい
停まっていたので、客足が盛り返したのかな?と
思って近づいてみたら、何とそれは販売用の中古車
だった。
古タイヤだけでなく中古車まで売るようになり、
すっかり「何屋さんなのか全くわからない」状態と
化し、店の中はいつも閑古鳥が鳴いていた。

こうして徐々に徐々に目に見えて終わりが近づいてゆき
夏休みを待たずに店は遂に閉店してしまった。
時間つぶしに寄って行こうとして駐車場に車を入れると
店の中の物が次々にトラックに運び込まれていっていた。
何とも衝撃的で寂しい光景だった。

せめて建物だけは残して、同じような感じの店が出来る
のか、あるいは起死回生のリニューアルで生まれ変わって
再出発するのかと期待して見ていたが、店舗は取り壊され
更地になった。

面影すら残さず、完全に消えた。

県内にあった3店舗同時に。



まったく縁もゆかりもない、知らない土地にやって来て
そこで騙されて莫大な借金を背負い、不安な日々の中で
この店でビデオや漫画を借りたり立ち読みしながら、心を
落ち着かせていた日々を思い出すと、なんとも切ない
気持ちになる。

次は何が建つのかわからない、更地になったかつての
心の拠り所の跡を眺めながら、最後に写真の1枚でも
撮っておけばよかったかなと思ったりしたが、やっぱり
楽しかった綺麗な思い出だけを心の中に残しておくこと
にしよう。


おわり







おいおい、ちょっとキミ・・・ [猫]

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長女の学校の教科書や参考書を蹴落とし、
ブックスタンドを占領する「謎の美少女猫」

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だんだん眠くなる・・・

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寝た

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翌日は更に大胆に・・・
健康ウォーキングのデューク更家か(笑)

緑の瞳が見つめる先は [記念日]

それは九月だった
あやしい季節だった

  一風堂「すみれSeptember Love」


ニャアコが我が家にやって来てから5年が経った。

あの時は、まさかこの黒猫と人生を共にするとは
思ってもみなかったので正確な日にちは覚えて
いないけど、あの2011年の、ニャアコと一緒に
眺めた、まるで時間が止まってるかのような
綺麗な夕焼けは、この先もずっと忘れることは
ないだろう。

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5年経っても何故か未だに写真はNGのニャアコ
必ず目を逸らします(笑)

絶対に動物が飼えない環境を乗り越えさせるほど
イロドリを虜にした、エメラルドのような美しい
瞳は今も健在であります。

夕焼け、朝焼け、秋の顔 [イロドリ写真館]

今日から9月

まだまだ日中は暑いですが、何というかもう
朝晩はすっかり秋ですね。

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雲の質感と空の色がもう完全に秋の夕焼けですな

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不思議な空の色

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遠くの雄大な夕焼けと手前の生活感が何気にお気に入りの1枚

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この写真のみ朝の1枚

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フィルターかけてみました


季節の変わり目ですので皆様も体調管理、気をつけて (*^^*)

イロドリ&ニャアコ一家